イベントの力

■執筆者 JEDIS関西地域本部 間藤 寛太

イベント業務管理者資格を取得したことを機に、イベントに対して改めて意識することが増えました。
「イベント」は国・人種・文化・その他さまざまな違いはあっても、共通して行われる催し物であり参加・体験できるもの。そして、ありとあらゆる場所で多種多彩な『顔』を持っているもの。
イベントといっても、バレンタインやクリスマス等共通して催されるものや、誕生日・結婚記念日等、個人的なイベント行事があります。今まで当たり前のように参加・体験してきましたが、意識して見方を変え改めると、大昔から多種多彩な『顔』を変化させながら行われてきている催事と気づき、魅力ある奥深い力を持ったものだと実感します。
そのようにイベントとは何か?と改めて視点を変え意識すると、毎日何らかの小さなことでも「イベント」として受け捉えることができると思います。
些細なことではありますが、毎日「意識する」ことを心がけています。
例えば、休日に出かける毎にテーマを持ち、楽しみ、経験し、勉強し、計画立てて過ごしています。日々意識することがトレーニングにもなっていて仕事でも役立っています。毎日小さなイベントをしているような感じです。
意識することは目的や内容が異なっても、何事に対しても共通する大切なことだと思います。
そして、意識することでふと感じたことがあります。
不景気だからなのか、イベントに参加する人が年々増加傾向にあるのではないかと。
全てのイベントが活発化しているとは限りませんが、ニュースや雑誌等、情報化が進む中で、「楽しみ」「感動」「喜び」等の非日常体験を求め多くの人が参加傾向にあると感じます。
非日常体験をすることは人々の心を動かし、想像以上の効果を発生させることができます。
ここ数年でIT技術も急速に進化し、インターネット上で何でもできる便利な世の中になっていますが、そこでは味わえない『リアルな場』がイベントにはあります。それはイベントにしかない魅力ある貴重な価値です。
イベントは今後ITが発達しても臨機応変に色々な『顔』に変化させてなくなることのないものであり、なくしてはいけないものでもあります。その魅力ある力で少しでも多くの人に良い影響を与え、より良い世の中になっていけばと思います。
年々問題化されている就職難や、地方の少子化・過疎化による地方経済の低迷も深刻化している元気のない世の中を、『イベント』の力で、地域活性化・世の中活性化するということに、未来を担う若い世代を中心に一人でも多く共感できる人が増えるよう伝えていくことできたらと思います。その一員として少しでも役立てるよう、たくさんの人に出会い、学び、成長していきたいと思います。
イベントの力に触発された一人として、業務管理者の一員として日々邁進していきます。