新幹線開業で盛り上がりたい

執筆者 富永正崇
執筆日時 2011年3月10日

私は現在、イベントの仕事に携って10年程になります。会社では若手として、日々失敗し、一生懸命経験を積んでおります。このような私が今回参加させて頂く事も経験とし、張り切っていきたいと思います。

私の住む北陸地域は、今年は久しぶりにドカンと雪が降り、子供と共に雪だるまや、かまくらを作り、そりで滑って遊びました。電車も運休するなど、雪国らしい冬となりました。北陸は今、2014年の北陸新幹線開業に向けて、いろいろな取り組みをしています。北陸新幹線は金沢から東京間を3時間で結び、乗継もありません。私でも迷う事無く東京に到着できます。首都圏からいらっしゃる方々も迷う事無く到着できると思います。首都圏がとても身近な場所になるという事です。地域の魅力発信のチャンス到来です。

新幹線を迎え入れるにあたり、金沢駅の整備をはじめ、ショッピングモールなどの商業施設や、その他周辺インフラの整備が行われ、人々が賑わい、様々なイベントが開催されております。そのなかでも地域全体で取組み、この地域ならではのこだわった商品にスポットをあて、発信していくという活動があります。地元の農林水産物や伝統工芸品はもとより、これらをベースにした新商品など、これから先、地域を代表していく商品を紹介するというものです。この活動に私もお手伝いさせて頂いたのですが、この活動を通して初めて知った商品も数多くありました。

知ってはいたものの、実際手にしてみると「おおー」と、興味をひくものもたくさんありました。一風変わったもので、例えば、工芸品と企業がコラボレーションした、輪島塗のヘルメットなど、おもしろいものがあります。世界にひとつだけのヘルメットです。

これらをイベントという手段で、展示及び販売し、PRする。イベントというものが、アイデアを形にできるすばらしいもので、工夫する事で個性的になり、一捻りする事でおもしろくなる。ひとりではなく、皆で協力し作り上げていく。いかにイベントが多種多様であるかを実感しました。こういった事が、この仕事の魅力だと感じました。

北陸には、おいしいものがたくさんあります。おいしいお酒もたくさんあります。情報化社会において、たくさんの情報を得る事ができますが、実際訪れる事で得るものがあると思います。北陸と首都圏が身近になる事で、北陸の持つ魅力や文化を、是非、体感・体験して頂きたいと思います。地域のイベントに参加して頂ければ、尚幸いです。

私は、このような活動に携り、私たちが生活をしている地域の産業や文化のお役に立ちたいと常日頃より考えております。現在、少しお手伝いさせて頂いておりますが、役に立っているかどうかは、きっと新幹線が来たときに実感できるのではないかと考えています。

現在は北陸新幹線開業という機会に恵まれましたが、これから先も様々な場面で、様々な機会があると思いますので、地域の皆さんと一緒に盛り上がって行ければと思っています。

イベントという仕事は、短期間で起承転結があり、終了後には達成感もあり、とても充実した気持ちになります。お客様からの「ありがとう」が、私の糧となるのです。冒頭で述べましたが、失敗も多々あります。お叱りを頂戴した事も失敗の数だけあります。

しかし私は、この仕事が好きなので、イベントや展示会を通して、何かの形で社会の役に立てるよう、これからも精一杯頑張りたいと思います。