地域イベントでコミュニティのつながりを

■執筆者 JEDIS関東本部 原口 浩

■執筆日 2016年6月1日

埼玉県にある人口約1万7千人の毛呂山町。

2016年8月27日、「サマーフェスティバルもろやま」という花火大会が今年で15回目を迎えます。

今でこそ主催は毛呂山町商工会ですが、2001年の最初の年は町の30才台の有志達12名が「子供たちにとって思い出に残るようなイベントをしたい」ということで集まり始めました。

当時はイベント業務管理者の資格を持っていませんでしたが、古くからイベントに携わってきたということと、素人の企画立案ということで、イベント業務管理者でいう所の「リスク管理・予算管理・行程管理」のフォローを頼まれたのが関わるきっかけでした。

まずは企画概要書を作成するにあたり、花火の法規を知りませんでしたので埼玉県庁の化学保安課へ伺い県条例等を教えていただき、また警察や消防署、毛呂山町役場等と打合せを何回も重ねて約一年間準備をしてやっと開催できるとこまでたどりつけました。

同時に開催費用の予算管理や来場者の安全を図るために警備会社と協議をしたりとそれはもう大変な作業工程でした。

忘れもしない第一回目の花火大会は天候も良く、まさにイベント日和でした。
開会宣言の後に最初の一発目が揚がった時は、まさに「ヤッタ~」とみんなで喜んでいたことを思い出します。また会場からも「お~!」と歓声が沸き、町の住民が一体になって盛り上がっていたような気がします。

このコラムが掲載されるころはもう下準備に追われていることと思いますが、年に1回町の住民はもちろん、夏休みなので地元に帰郷している元住民にも楽しみになっていて、今年はどんな花火が揚がるのかな?
なんて住民同士の会話に出てくるような地域イベントに成長していることにわたし自身も喜んでいます。

あと何年続けられるかわかりませんが、イベント業務管理士としてこれからも無事故で続けられたらと思います。

平成28年5月17日

株式会社ウィズプランニンング
代表取締役 原口 浩

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