「JEDISへの参加」

■執筆者  関東本部副本部長 杉本昌志

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今回、おこがましくも、私のような若輩者に、原稿を書かせて頂く機会を頂戴しまして、ありがとうございます。初めての機会でもありますので、恐縮至極ながら、自己紹介を兼ねまして、イベント業務管理者(士)になったきっかけ、JEDIS参加への思いなど綴らせて頂ければと存じます。

私、現職であります、民間FM放送会社に入社以来、およそ15年、ほとんどを営業現場で過ごしております。「FM放送局の営業」ということで、売り物は「電波」というのが、これまでのビジネスだったのですが、このご時世、早々、電波なんて、売れる物じゃありません…。そんな中、メディア過多な時代背景も受け、インターネットだ、イベントだ、SPだ、OOHだと、さまざまなメディアとのコラボレーション~クロスメディア提案が、ひいては、「コミュニケーションの在り方」そのものを提案することが、私ども、営業の主な仕事となってきています。

「もうメディアの”カタチ”に、それほど大きな意味は無いのでは無いか…。」

そう考えますと、メディアの価値というのは、その形態ではなく、いかに「感動」を、効率よく、「共感」に変えられるか、にかかっているんじゃないかと思い始めました。そんなとき、たまたま、営業内の企画セクション~イベントやセールスプロモーションを担務する部署へと異動となりまして、「感動」の源泉である”直接体験出来るメディア~イベント”を、業務として研究する機会を得ました。

20130509_1もともと、学生時代、広告やイベント廻りのサークル活動や、アルバイトに精を出していたため、「イベント業務管理者」資格は、発効当初から耳にはしておりました。当時は、当然、実務経験もなく、それほど高い関心も無かったのですが、いざ業務となれば、その期待応えられる知識と技能のクオリティを担保したく、「イベント業務管理者」資格にチャレンジすることとなりました。

結果、先輩諸氏のすばらしいテキストと、講義を持って、見事資格取得させていただき、これまで、社内では、電波の”おまけ”的にも思われていた、イベントやSPを、「高効率の感動共有の場」として提案し、多くの実績を上げることができるようになりました。

参考までに、資格も活かし、携わったイベントや企画といたしましては、常態的なイベントとして、”サテライトスタジオ”の代名詞ともなった、今年オープン20周年を迎える「TOKYO FM 渋谷スペイン坂スタジオ」のリニューアルや、国内最大手デベロッパーと、シアトル系コーヒーチェーン大手とのコラボで設置された「TOKYO FM Midtown Studio」立ち上げ、「東京モーターショー2009」におけるオフィシャルステージ企画運営、「東京ミッドタウン1周年記念ライブ~松任谷由実」企画制作、「コレド室町オープン記念公演~平野啓子&桂米團治」企画制作、等々…、これまでの”電波のおまけ的”なところとは、一線を画す「感動」を届けられたのでは無いかと考えています。

「イベントは、感動を共有するに、かなりの高効率のメディアだ」と、そして、「コミュニケーションのあるべき姿」へと、学びと、実践とを繰り返す日々であります。

20130509_1そんな中、現関東本部本部長より、お声がけをいただき、より近いところでJEDISに参加させて頂くに至りました。広告会社さんや制作会社さん所属ではありませんが、そうではない視点を持てるイベント業務管理資格者として、新しい、ちょっと変わったカタチで、お手伝いできればと思っております。JEDISを通じて、自らが資格を通じて得られた「感動」を、より多くの資格者の方に、「共感」を持って伝えられ、その輪が広がれば、この上なく…。

今後とも、精進して参りますので、ご指導、ご鞭撻のほど、なにとぞ、よろしくお願いいたします。