「戯言・イベントは不要・不急業?」

■執筆者 綜合企画株式会社 (熊本市)グローバルソリューション事業部長 福田 博文

■執筆日時 2020年4月27日

 過去、イベントは「寿産業」とも言われ、幾度となく、世情次第で、縮小や中止などを余儀なくされており、他の産業と比して、負の影響が大きかったと感じており、今回の新型ウイルス局面でもイの一番に中止や延期により、誰もが影響を正面から受けている。

 実は、2月11日に訪台したおり、機内で宣誓書配布、入国時に直前滞在地確認、赤外線チェックが実施され、台北のホテルでは、出入りするたびに「非接触型体温計」で全員をチェック。台湾はまじめな国だからと感心すると同時に、その対応の早さには内心ビックリしたものです。)

 と言うのも台湾は日常から武漢との人の往来が多く、12月中旬には武漢の異常を認識し、政府は準備に着手。12月末には国民へ事態公表。公立学校の2月末まで休校など世界に先駆けてタイミングよく施策を実行したのはご存知の通り。その時点で、武漢に工場を持つ企業は中国から引き揚げるだけでなく、既に台湾で新工場を建設するなど、史上最大の危機という共通認識が出来上がっていたのです。サーズの終息宣言が7月5日に倣い、
 今回のウィルスは長期戦と貴う覚悟が必要と一般人も認識してました。

 台湾と交流が多い日本では、先手を打った台湾の動向が報じられることはなく、初動に問題があった感は否めない。過去のサーズやマーズで感染被害が少なかったため、政府も国民も楽観し、当時とは違って外国人の往来が全国へ拡大拡散している事を見逃していたのかもしれない。

 結果、初の非常事態宣言により、不要不急外出・営業自粛要請。その成果では、これまで掛け声で終わっていたテレワークは進行し、空気がきれいになった事。
しかし、テレワークでは広がらないアイデア・退屈な作業が、人と交わる事、外へ出る事がいかに必要か?
人と組織の必要性を思い知らせることになった。
一方、公園、博物館、美術館、図書館、ショッピングモール、映画館、ライブハウス、劇場などの閉鎖により、自由に歩ける場所や趣味やリフレッシュする場所が皆無。そんな長引く宅内生活の影響もあり、やり場が無いストレスが原因か?家庭内DV、離婚などが発生しているようだ。

 これまで災害発生時には、「イベントが持つ癒しや効果、パワー」を誰もが認めていたし、イベントも開催されてきたが、今回は出番がない。振り返れば、これまでのイベントは、動員数・費用対効果・経済波及効果などのプラスの側面ばかりを世の中にアピールをしてきた感がある。

 しかし、こんな時期だからこそ、あらゆる業界に通じるイベントのノウハウを活かして、官民でプロジェクトを立ち上げて、今後のためにプランを作ってみる事もいいのではないか?
例えば、公園等の屋外施設で3密を作らない導線計画、ツールの開発、運営・危機管理体制、法令含めてどうか、
各自が得意の分野を持ち寄ることで、もっと快適な非常時生活が提供できる気がするのです。

 大きな仕掛けでなくても、非常時に人の心に潤いを与える空間や時間を提供する非常時イベントを創出。
予定していた集客イベントが中止になっても、非常時エッセンシャルサービスとしてイベントが貢献できれば、暇な時間はなくなり、イベント業界も更に活性化する気がするのです。

 

200507_2-1.png

2.11搭乗口

200507_2-2.png

中国・韓国便キャンセルの桃園ボード

200507_2-3.png

花蓮駅

200507_2-4.png

花蓮市街(早朝)

200507_2-5.png

台北試食商談会会場(味屋)