MICEで新潟を活性化!県内企業が結集した新法人を設立

■執筆者 株式会社新宣 取締役社長 加藤竜司

■執筆日 2018年 6月 6日

―新潟開港150周年を迎えます。
新潟港は2019年に開港150周年を迎えます。さまざまなイベントが目白押しで、当社でも多数お手伝いさせていただきます。今年の7月にはオープニングイベントとして新潟県初開催となる「海フェスタにいがた」が開催され、今年の夏は開港のお祝いムード一色に街が染められ、多くの方が訪れることを期待しています。

―そうした中で新たな取り組みは?
 この春、MICE(企業などの会議、報奨旅行、コンベンション、展示会・イベントの総称)開催を支援する県内企業が連携・協力し、「一般社団法人新潟MICEサポート」を
設立しました。主催者の多様なニーズに対応するため、運営、宿泊、交通などMICE関連企業が集結した大きな受け皿であり、本県の競争力の強化にもつながります。
 2016(平成28)年度の新潟市のコンベンション等の参加者による経済効果は約51億円です。MICEは、交流人口の拡大など新潟を活性化する大きな可能性があります。

―法人格を取得された主な目的は?
 国などの大規模コンベンションの運営業務は、県内企業では不安視され受注が難しいのが現実です。これまで、たとえ実力があったとしても、大手企業の下請けになることも少なくありませんでした。県内企業で出来ることはまだまだ多いはず。普段はライバル会社かも知れませんが、ここという時に県内企業が一致団結して、1つのイベントやコンベンションを成功させよう!ということが最大の目的で設立いたしました。

 また、これまでMICE誘致に向けたセールスは行政が中心に取り組んでおり、個別企業による誘致段階での連携はは難しい面がありました。一つの法人となることで誘致段階でも密接な連携が可能となりますので、MICE誘致の増加に向けても協力していきます。実績を積んでまずは広く存在を知っていただくことから始めます。

20180602