2016年東京でオリンピック・パラリンピックを・・・!

■執筆者 副会長  小坂井 彰
■執筆日時 2009年4月8日
 
<2016 東京で52年ぶりのオリンピック・パラリンピックを・・・!>

1964年、東京にてアジア初のオリンピックが開催されて45年余りが過ぎました。
もし2016年東京でのオリンピックが開催されると実に52年ぶり、半世紀ぶりの
オリンピックとなります。
東京オリンピックの記憶がない層は、現在47~48才以下の方々・・という
ことになるわけですが今の小学生の親に当たる世代も記憶のない世代にはいいていて
自国で開かれたオリンピックを国民が知らない国になっていきます。

一方、オリンピックの開催招致活動が行われるたびにオリンピック開催の意義や効用は
いろいろ語られ、多くの賛同意見や疑問が繰り広げられます。

Q1 どんなオリンピックになるの・・・
Q2 東京で開催する意味は・・・
Q3 お金がいっぱいかかるんじゃないの・・・
Q4 緑のオリンピックってどういうこと・・・
Q5 オリンピックは人間のためになるの・・・
Q6 ・・・・?

などなどたくさん出てきます。
でもこういう政治や経済や平和などとからんでしまうオリンピックとは別に、
「オリンピック=世界のスポーツの祭典」がもたらす普遍的なすばらしい効果が期待できると私はおもっています。

今から45年前の日本・東京、自分の子供のころを思い出してみると遊び=スポーツ
でした。放課後の小学校校庭では野球やサッカーや缶けりが所狭しと繰り広げられ
学校から帰る道すがら空き地でまた同じように遊んで帰る日々でした。
今は何かスポーツをやろうとすれば子供のクラブチームに入らないと場所がない・・・
空き地がない・・・、はたまたクラブに入っても小学生のうちからレギュラーや
スタメンが大人によって決められプロスポーツのようになっている変な国です。
昔はスタメンは皆で話し合って、なかなか決まらず4番を打ちたいといって譲らないやつには打たせてみて打てなきゃ交代など今から考えるとそれなりに子供社会のルールや
信賞必罰がありスポーツ=遊びを通じて努力の必要性や我慢、結果の重要性などを無意識に学んでいたなーとおもいます。

オリンピックがくることで急に古きよき昔の子供が遊べる環境を再来させるのは難しいでしょうが最近よく言われている地域にスポーツを根付かせるためのシステム構築に
よい影響を与えてくれることを期待しています。

現在、2016年招致では東京、シカゴ、マドリッド、リオ・デ・ジャネイロの4都市が
候補都市として残り今年の10月に開催都市が決定するそうです。日本の子供たちに見せてやりたいオリンピック・・・もうすぐ決定です!

※参考:招致スケジュール

2006年8月   東京都が「第31回オリンピック競技大会国内立候補都市」に選定
2008年1月     IOCへの申請ファイル提出
2008年6月     IOC理事会による立候補都市決定
2009年2月   IOCへの立候補ファイルの提出
2009年4~5月 IOC評価委員会による各立候補都市視察
(東京は、4月14日~4月20日)
2009年10月  IOC総会(コペンハーゲン)
2016年 第31回オリンピック競技大会、パラリンピック競技大会開催都市決定

                                    以上